【宅建】税・その他（不当景品・表示・土地建物）

谷出口の土石流の堆積によりできた扇状地は、なだらかで水はけもよく、宅地としては好適な物件である。

埋立地は、一般に宅地として適当な場所ではないが、海面に対して数ｍの比高を持ち、埋立工事がしっかりしていれば、宅地として利用することが可能である。

台地や丘陵の縁辺部は、集中豪雨の際、崖崩れによる被害を受けることが多く、安全であるとはいえない。

旧河道は、過去に河川の流路であった土地であり、地盤が軟弱であり、地震や洪水による被害を受けることが多い。

自然堤防と、自然堤防に囲まれた後背低地は、水はけが良く、宅地として適当な場所である。

地すべり地の多くは、過去に地すべり活動を起こした経歴があり、安定していても、盛土をすると、再びすべることがある。

旧河道は、過去の河川流路であり、それを埋める堆積物の上部が厚い粘土質からなるときは、軟弱地盤であることが多い。

河川近傍の低平地で盛土を施した古い民家が多い地帯は、洪水常習地帯である可能性が高い。

丘陵地帯で地下水位が深く、固結した砂質土で形成された地盤の場合、地震時は液状化を起こす可能性が高い。

切土斜面は、掘削後時間とともに安定化が進むので、切土掘削直後の斜面安定が確認できれば、以降は安心である。

枠組壁工法（ツーバイフォー工法）は、木材で組まれた枠組に構造用合板等を釘打ちした壁、及び床により構造体が形成されるものをいう。

木造建築物の壁については、柱を壁で覆う大壁造より、日本古来の真壁造の方が耐震上優れている。

木造建築物の壁は、大壁造による場合でも、筋かいはその端部を、柱とはり　その他の横架材との仕口に接近して、ボルト、かすがい、釘その他の金物で緊結しなければならない。

布基礎を鉄筋コンクリート造とすることにより、軟弱な地盤の敷地に木造建築物を建築しても、耐震性を向上させることが出来る。

枠組壁工法（ツーバイフォー工法）は、耐震性に劣るため、２階以上の建物にすることはできない。

木造建築物の屋根は、耐風性は、軽い材料を使用し、形を単純にしたものが優れている。

住宅の販売広告を行う場合において、当該住宅から半径３００ｍ以内に所在する病院について、当該住宅からの道路距離の表示を省略し、「病院近し」と表示することができる。

傾斜地を含むことにより当該土地の有効な利用が著しく阻害される場合は、原則として、傾斜地を含む旨及び傾斜地の割合又は免責を明示しなければならないが、マンションについては、これを明示せずに表示してもよい。

分譲宅地（２０区画）の販売広告を折込みチラシに掲載する場合、広告スペースの関係ですべての区画の価格を表示することが困難なときは、１区画当たりの最低価格及び最高価格を表示すれば足りる。

不動産の販売広告において、割賦販売による支払い条件についての金利を表示する場合、実質利率を記載しなかったときでも、不当表示となるおそれはない。

住宅の居室の広さを畳数で表示する場合には、畳1枚当たりの広さにかかわらず、実際に当該居室に敷かれている畳の数を表示しなければならない。

団地（一団の宅地又は建物をいう。）と駅との間の距離は、駅から最も近い当該団地内の地点を起点又は着点として算出した数値を表示しなければならず、当該団地を数区に区分して取引するときは各区分ごとに距離を算出して表示しなければならない。

新築分譲マンションを完成予想図により表示する場合、完成予想図である旨を表示すれば、緑豊かな環境であることを訴求するために周囲に存在しない公園等を表示することができる。

崖錐や小河川の出口で堆積物の多い所等は、土石流の危険が少ない。

鉄骨構造は、耐火被覆や鋼材の加工性の問題があり、現在は住宅、店舗等の建物には用いられていない。