【建築】計画：給排水設備　過去問

＜解説＞
1 ×
〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇〇
1 ○
上水道の飲料水は、最近繁殖防止の観点から一定以上の残留塩素が保持されなけ ればならない。
2 ×
吐水口空間を設けられない衛生器具には、その器具のあふれ縁よりも高い位置にバ キュームブレーカーを設ける。自動空気抜き弁は、管内空気を排出ものである。
3 ○
集合住宅の給水で揚水ポンプから高置水槽への横管の配管が長くなる場合は、水中 分離が起こしやすいので、その低層階で横引きを行う。
4 ○
水道直結直圧方式は、動力を一切使わないので、ポンプ直送方式に比べて設備費 が安価で維持管理がしやすい。
5 ○
屋内の給水管には、夏季に結露することがあるので、その防止策として、保温材を用 いて防露被覆を行う。

＜解説＞
1 ○
排水立て管の伸頂通気管の管径は、通気機能を確保するため、排水立て管の管径より小さくしてはならない。
2 ○
飲料水用受水槽のオーバーフロー管は、排水管からのガス等の逆流を防止するため、排水管へ間接排水とする。
3 ○
排水横枝管の管径は、これに接続する器具排水管のトラップの最大口径以上とする。
4 ○
Ｓトラップは、排水の流れが強いことから、Ｐトラップに比べて、自己サイホン作用による封水損失を起こしやすい。
5 ×
自然流下式の排水立て管の管径は、排水管内の圧力を一定に保つため、上層階から下層階まで同じ管径とする。

＜解説＞
1 ○
ポンプ直送方式は、受水槽を設け、給水ポンプによって建築物内の必要な箇所に給水する方式である。
2 ○
圧力タンク方式は、タンク内の空気圧力を利用して給水するので、高置水槽方式に比べて、給水圧力の変動が大きい。
3 ○
高置水槽方式の高置水槽は、建築物内で最も高い位置にある水栓、器具等の必要圧力（水栓30ｋPa、シャワー70ｋPa）が確保できるような高さに設置する。
4 ×
ガス瞬間湯沸器の元止め式は、湯沸器に給水配管を接続し、末端給湯水栓を開くことでガス着火し、湯を供給する給湯方式である。
5 ○
給湯循環ポンプは、配管内の湯の温度低下を防ぎ、常に適温な温水を供給するため、湯を強制的に循環させるものである。

＜解説＞
1 ○
中高層の建築物の場合、１階の衛生器具からの排水管は、単独に屋外の排水ますに接続する。
2 ○
通気管の末端は、窓等の開口部付近に設ける場合、開口部の上端から60cm以上立ち上げるか、又は開口部から水平に３ｍ以上離して大気に開放する。
3 ○
通気管は、排水管内の圧力変動を緩和し、スムーズな排水やトラップの封水を維持するために設ける。
4 ×
飲料用受水槽のオーパーフロー管は、排水管からのガスの逆流等により受水槽が汚染されないように間接排水とする。
5 ○
通気管の横管は、排水流入防止から、その階の最も高い位置にある衛生器具のあふれ縁から15cm以上上方で横走りさせる。

＜解説＞
1 ○
クロスコネクションとは、飲料水の給水などと他の雑排水などが直接接続される配管方式のことである。
2 ○
受水槽の有効容量は、１日当たりの予想給水量の､1/3～1/2程度とする。
3 ○
水道直結直圧方式は、ポンプ直送方式に比べて、動力費がかからないことから、設備費が安価で維持管理がしやすい。
4 ×
高置水槽方式は、水道直結増圧方式に比べて、水道本管から受水槽へ供給する水圧だけで良いので、給水引込管の管径は小さくて良い。
5 ○
上水道の給水栓からの飲料水には、殺菌作用を維持するため、所定の値以上の残留塩素が含まれていなければならない。

＜解説＞
1 ○
排水槽の底部には吸込みピットを設け、その槽の底部はピットに向かって下がり勾配とする。
2 ○
通気立て管の下部は、最低位の排水横枝管より低い位置において、排水立て管又は排水横主管に接続する。
3 ○
Ｓトラップは、Ｐトラップに比べて、自己サイホン作用による封水損失を起こしやすい。
4 ○
排水立て管の上部を延長して設ける伸頂通気管の管径は、排水立て管の管径より小さくしてはならない。
5 ×
飲食店の厨房の排水系統に設けるグリース阻集器は、厨房からの脂分を排水系統へ流さない目的で設置される。

＜解説＞
1 ○
一般的な事務所ビルにおける設計用給水量は、在勤者１人１日当たり80～100ℓとする。
2 ×
汚水（し尿）を原水として雑用水の水質基準に適合するように処理した中水は、植栽散水、噴水の補給水に利用してはならない。
3 ○
揚水ポンプから､高置水槽への横引きの配管が長い場合は、ウォターマンマー防止から、低層階で配管の横引きを行ってから配管を立ち上げる。
4 ○
飲料用受水槽の容量は、１日の予想給水量の50％程度とする。
5 ○
浴室のシャワーの最低圧力は、７０ ｋＰａ程度とする。

＜解説＞
1 ○
排水トラップの封水深は、5～10 cm とする。
2 ×
通気立て管の下部は、最低位の排水横枝管より低い位置において、排水立て管に接続する。
3 ○
排水横枝管接続部に特殊継手排水システムを用いることにより、通気管を伸頂通気管のみとすることができる。
4 ○
排水槽に設けるマンホールは、人が通れるように、有効内径60cm以上とする。
5 ○
汚水や雑排水を貯留する排水槽の底部には吸込みピットを設け、その槽の底部はピットに向かって下がり勾配（1/15～1/10）とする。

＜解説＞
1 ○
逆サイホン作用は、水受け容器中に吐き出された水が、給水管内に生じた負圧による吸引作用により、給水管内に逆流することである。
2 ○
水道直結増圧方式は、水道本管の水圧を利用して給水をし、その水圧で供給できない場所へは増圧ポンプで供給するため、省エネルギー効果が期待できる。
3 ×
給湯設備は開放回路とする必要があるため、膨張管には止水弁を設けてはならない。
4 ○
分流式公共下水道の雨水専用管に、敷地内の雨水排水管を接続する場合は、トラップますを設置しない。
5 ○
排水立て管は、どの階においても、最下部の最も大きな排水負荷を負担する部分の管径と同一にする。

＜解説＞
1 ×
グリース阻集器は、トラップ機能を有していることから、接続する排水管に器具トラップを設けると２重トラップとなるので、設置してはならない。
2 ○
節水用の無水小便器は、尿からの臭気拡散を防ぐため、トラップ内に水より比重の小さいシール液を入れている。
3 ○
ＦＲＰ製の水槽は、内部で藻類が増殖することを防ぐため、水槽内への光の透過率を下げている
4 ○
循環式の中央給湯設備の給湯温度は、レジオネラ属菌（40℃程度で菌が増殖）対策として、貯湯槽内で60℃以上にする。
5 ○
病院の洗面器は、菌繁殖の影響を受けにくいオーバーフロー穴（洗面器から水が溢れるのを防止するための排水穴）のない洗面器が有効である。

＜解説＞
1 ○
クロスコネクションは、上水系統とその他の系統とが、配管・装置により直接接続されることである。
2 ○
高置水槽は、建築物内で最も高い位置にある水栓、器具等の必要水圧が確保できるような高さ（最上部のシャワー位置より７ｍ以上高い位置）とする。
3 ×
大便器のサイホン式は、洗落とし式に比べて、溜水面が広く封水深が大きいため、汚物が水中に没入し、臭気の発散・汚物の付着が少ない。
4 ○
サーモスタット湯水混合水栓（温度調整機能）は、２ハンドル湯水混合水栓に比べて、適温調整中の無駄な湯水の削減が可能で、節水に有効である。
5 ○
潜熱回収型ガス給湯器は、燃焼排気ガスに含まれる排熱を回収して、有効なエネルギーとして利用することが可能である。

＜解説＞
1 ×
排水管内の圧力変動が大きい場合でも、排水トラップを直列にして二重に設けることはしてはならない。
2 ○
Ｓトラップは、Ｐトラップに比べて、自己サイホン作用による破封を起こしやすい。
3 ○
雨水ますには、雨水に含まれる泥が下水道に流れ込まないように、底部に泥だめを設ける。
4 ○
通気管の大気開口部は、窓・換気口等の開口部付近に設ける場合、開口部の上端から60cm以上立ち上げるか、又は当該開口部から水平に３ｍ以上離す。
5 ○
特殊継手排水システムは、排水横枝管と排水立て管の接続部に特殊継手を用いることにより、通気管を伸頂通気管のみとする方式である。

＜解説＞
1 ○
屋内の給水管の結露防止には、保温材を用いて防露被覆を行う。
2 ×
高置水槽方式は、水道直結増圧方式に比べて、一度受水槽に貯水するので、給水引込管の管径を小さくできる。
3 ○
バキュームブレーカは、大便器のフラッシュバルブ部分などで、使用した水が逆サイホン作用により給水管に逆流することを防止するために設けられる。
4 ○
ポンプ直送方式は、受水槽を設けて、そこから給水ポンプによって、建築物内の必要な箇所に給水する方式である。
5 ○
上水道の給水栓からの飲料水には、殺菌効果を得るため、所定の値以上の残留塩素が含まれていなければならない。

＜解説＞
1 ○
大便器の洗浄弁における流水時の最低必要圧力は、70 kPaである。
2 ○
循環式の中央式給湯設備の給湯温度は、レジオネラ属菌対策（35～40℃で菌が増殖）として、貯湯槽内で60℃以上に維持する必要がある。
3 ○
タンク式トイレの洗浄水量は、サイホン式で10ℓ程度、洗い落とし式で8ℓ程度であるが、4ℓ以下の節水型が普及しつつある。
4 ×
通気管の横管は、その階の最も高い位置にある衛生器具のあふれ縁より、上方15cm以上で横走りさせて配管する。
5 ○
都市ガスの供給方式は、供給圧力によって区分されており、低圧供給方式は0.1 ＭＰａ未満とされている。

＜解説＞
1 ○
クロスコネクションは、飲料水の給水・給湯系統と、その他の系統とが、配管・装置により直接接続されることをいい避けなければならない。
2 ○
給水管の管径は、配管系統や配管部位における瞬時最大流量を負荷流量として決定する。
3 ○
排水槽に設けるマンホールは、人が通れるように有効内径60 cm以上とする。
4 ○
飲料水用受水槽のオーバーフロー管の排水は、排水が逆流することを防止するため、一般排水系統の配管に間接排水とする。
5 ×
自然流下式の排水立て管の管径は、排水しやすいように安定した空気を確保するため、上層階から下層階まで同一とする。

＜解説＞
1 ○
水道直結直圧方式の必要圧力の算定は、水道本管から給水する上で最も不利な状態にある水栓又は器具までの摩擦損失について検討する。
2 ×
深夜電力温水器において、レジオネラ属菌の繁殖を防ぐためには、貯湯槽内の湯の温度を60℃以上に保つ必要がある。
3 ○
シングルレバー水栓や全自動洗濯機への配管において、ウォーターハンマーの発生防止には、エアチャンバーの設置が有効である。
4 ○
給湯配管の直線部の配管長を長くする場合は、配管の線膨張に対する配慮が必要である。
5 ○
排水管に設ける通気管の大気開口部は、害虫などが侵入しないように防虫網を設ける。

＜解説＞
1 ×
高置水槽方式は、水道直結増圧方式に比べて、給水引込管の管径が小さくなる。
2 ○
事務所ビルにおける飲料水の受水槽の有効容量は、１日当たりの予想給水量の1/3～1/2程度とする。
3 ○
上水道の給水栓からの飲料水には、所定の値以上の残留塩素が含まれていなければならない。
4 ○
ポンプ直送方式などで用いられる給水管の上向き配管方式は、最下階の天井に主管を配管し、これより上方の器具へ上向きに給水する。
5 ○
さや管ヘッダ配管工法は、管の更新性に優れ、同時使用時の水量の変化が少なく、安定した給水ができる。

＜解説＞
1 ○
Ｓトラップは、掃除流しなどに用いると、ため洗い後に自己サイホン作用（吸引作用）による破封を起こすおそれがある。
2 ○
雨水立て管は、排水立て管、通気立て管のいずれとも兼用してはならない。
3 ○
通気管は、排水管内の圧力変動を緩和するために設ける。
4 ×
雨水排水ますには、下水管に泥などが流れ込まないように、底に泥だめを設ける。
5 ○
間接排水の目的は、一般排水系統からの逆流や臭気等の侵入を防止することである。

＜解説＞
1 ○
2 ○
3 ○
4 ×
バキュームブレーカは、逆サイホン作用により汚水が逆流することを防止する装置であり、給水管に設けられる。
5 ○

＜解説＞
1 ○
2 ○
3 ×
ガス瞬間式給湯機の号は、１ℓの水の温度を１分間に25℃上昇させる能力であり、20号は、１分間で20ℓの水を25℃上昇させる能力を有することを示している。
4 ○
5 ○