【建築】避難（2以上の直通階段を設ける場合）

令121条1項五号、六号ロ、2項。旅館の各階で宿泊室が200㎡(主要構造が耐火構造なので1項の2倍）を超えていない（30㎡×6室= 180㎡)。また、5階以下で避難階の直上階【2階】の居室が400㎡、その他の階【3階】の居室が200㎡(それぞれ1項の2倍）を超えていない（各階：180㎡)ので、2以上の直通階段は不要である。

令121条1項五号、六号ロ、2項。寄宿舎の2階で寝室が200㎡(主要構造部が不燃材料なので1項の2倍）を超えていない（200㎡)。また、5階以下で避難階の直上階【2階】の居室が400㎡(l項の2倍) を超えていない（200㎡+200㎡=400㎡)ので、2以上の直通階段は不要である。

令121条1項二号かっこ書、六号ロ、2項。物品販売業を営む店舗で1,500㎡を超えてないが、5階以下で避難階の直上階【2階】の居室が400㎡ (主要構造部が準耐火構造なので1項の2倍）を超えている（2階売場：500㎡)ので、2以上の直通階段が必要である。

令121条1項三号かっこ書、六号ロ、2項。ナイトクラブで客席がある階は、原則として、2以上の直通階段が必要であるが、「5階以上で居室が200㎡(主要構造部が耐火構造なので1項の2倍）を超えず」かつ「避難上有効なバルコニ一等及び直通階段で屋外難階段又は特別避難階段が設置されている」階等は除かれている。また、5階以下、で避難階の直上階【2階】の居室が450㎡その他の階【3階〜5階】の居室が450㎡(それぞれ1項の2倍）を超えている（各階：450㎡）ので、2以上の直通階段は必要である

令121条1項四号、六号ロ、2項。診療所の2階で病室(100㎡)が100㎡(主要構造部が不燃材料なので2項の数値）を超えていない。また、5階以下の階で、避難階の直上階である2階の居室（450㎡)が400㎡(2項の数値）を超えているので、2以上の直通階段は必要である。

令121条1項五号、六号ロ、2項。共同注宅の2階で居室(150㎡)が200㎡(主要構造部が不燃材料なので2項の数値）を超えていない。また、5階以下の階で、避難階の直上階である2階の居室（150㎡)が400㎡(2項の数値）を超えていないので、2以上の直通階段は不要である。

令121条1項六号ロ。5階以下の階で、避難階の直上階である2階の居室（180㎡)が200㎡を超えていないので、2以上の直通階段は不要である。

令121条1項六号ロ。5階以下の階で、避難階の直上階である2階の居室（150㎡)が200㎡を超えていないので、2以上の直通階段は不要である。

令121条1項五号、六号ロ。5階以下の階で、避難階の直上階である2階の居室（120㎡)が200㎡を超えていないが、寄宿舎の2階で寝室が100㎡を超えているので、2以上の直通階段を設けなければならない。