商業建築（1）事務所・劇場

対向式は、机を対面に配置する形式で、密なコミュニケーションを必要とする事務に適する。並行式は、机を同一方向に配置する形式で、プライバシーが要求される業務に適する

ダブルコアは、建物の両側に設備や階段室・エレべ一ター等のコアを配置した形式で、二方向避難が明快。センタ一コアは、平面の中央にコアを配置した形式

劇場の額縁舞台をプロセニアムステージといい、主舞台幅は一般にプロセニアム幅の2倍以上

シューボックス型は、箱型で客席前方にステ一ジがあるコンサートホールの伝統的な形式。設問はアリーナ形についての記述

フリーアドレスオフィス（用語）とは、座席を個人に割り当てず、在籍者で共有し、自由に選んで使用する。フリーアドレス方式は、一般的に在籍率が60％以下の場合に適している

コアプランにおける分離コア型は、コアを事務室から独立させて配置した形式をいう。事務室の利用効率はよく、事務室の独立性が優れているため自由な執務空間を確保しやすい

事務所ビルの夜間通用ロを複数設けると、管理者や管理設備等が複数必要となる

奈落とは、舞台の下や花道の床下の空間のことで、回り舞台やせり出しの装置、通路がある

劇場の舞台では火気を扱う場合も多く、また可燃物も多いので、火災に対する注意が必要

フライロフトとは、舞台上部に背景や照明器具などの道具類が吊るされている空間。プロセニアムアーチの2～3倍の高さが必要

オフィスランドスケープ方式は、大部屋のオフィス空間を間仕切らずオープンのままとし、組織のつながりや仕事の流れに応じて自由に家具を配置する方式。　
ランドスケープ（用語）：低い間仕切を使い開放的でありレイアウト変更も比較的簡単にできる。

オープンコアは、コアによって事務室スペースが分断されるため、比較的面積の大きい事務所に適する

ダブルコアプランでは、フロアを分割して貸す場合、両端のコアを廊下でつなぐためレンタブル比は下がる

避難経路は、人の避難行動の特性を考慮して日常使用する動線にできるだけ一致させる

システム天井とは、格子状や線状に構成されたランナーや枠にボードや設備機器をはめ込みセットする天井方式である。レイアウトに合わせて天井を自由に配置換えでき、機能性や適応性が高い

アダプタブルステージとは，舞台と客席をそれぞれ可動型とし、内容と目的に応じて空間構成を変化できる舞台形式のことである