【宅建】権利関係（代理）

Ａの子Ｂが、Ａの代理人と偽り、Ａ所有の宅地についてＣと売買契約を締結した場合、Ｂが死亡してＡがＢを単独で相続したときは、Ａは、いかなる場合もＣから履行又は損害賠償の請求を受ける事はない。

急病等のやむを得ない事情があれば、任意代理人は、本人の許諾がない場合でも、復代理人を選任することができる。

本人Ａが未成年者Ｂに、Ａ所有地の売却についての代理権を与え、Ｂが代理人としてＣと売買契約を締結した場合、本人ＡはＢが未成年者であることを理由に当該契約を取り消すことができる。

被保佐人である親が、未成年者の法定代理人として行った契約は、本人である未成年者は契約を取消すことができない。

ＡがＢに代理権を与え、Ａ所有の土地を売却する場合において、Ｂは、Ａの承諾がなければ、この土地の買主になることが出来ない。

Ａが、代理権を有しないにもかかわらず、Ｂの代理と偽り、Ｃと契約を締結した場合、Ｂの追認がないときは、Ｃは、善意でありかつ過失がないときは、Ａに対して履行又は損害賠償を請求することが出来る。

無権代理行為の相手方には、本人に対して相当の期間を定め追認するか否かを催告する権利があり、その期間内に本人が確答しない場合には、本人は追認を拒絶したものとみなされる。

無権代理行為の相手方は、本人が追認した後であっても、無権代理であることにつき善意無過失であれば、締結した契約を取り消すことができる。

ＡがＢから抵当権設定の代理権しか与えていないのにも関わらず、Ｂの代理人としてＣとの間でＢ所有の土地の売買契約を締結した場合、Ｂは、Ｃが善意無過失であれば当該契約を取り消すことが出来る。

Ａが、Ｂから何の代理権も与えられていないにも関わらず、Ｂの代理人としてＣとＢ所有の土地につき売買契約を締結した場合、Ｂの追認がないときは、Ｃは、善意であれば過失があっても、当該契約を取り消すことが出来る。

Ａが、Ｂから何の代理権も与えられていないにも関わらず、Ｂの代理人としてＣとＢ所有の土地につき売買契約を締結した場合、Ｃは、善意であれば過失があっても、Ａが自身の無権代理につき悪意の時は、Ａに損害賠償請求することができる。

無権代理人ＡがＢの代理人と偽り、Ｃと売買契約を締結した場合であっても、ＢがＣに対し、Ａが代理人である旨を表示していれば、当然にＢＣ間の契約は有効になる。

Ａが、抵当権設定の代理権しか有しないにもかかわらず、Ｂの代理人としてＢ所有地をＣに売却した場合、Ｃは、善意無過失であれば、Ｂに対して土地の引渡しを請求することができる。

ＡがＢの所有地を売却する代理権を与えられたが、破産手続開始の決定を受け代理権を失った。その後にＡが代理人としてＢ所有地の売買契約を締結した場合、相手方が善意無過失であれば、その契約は有効である。

Ａが、ＢからＢ所有の土地を売却する代理権を与えられた場合、Ａは、Ｂが死亡した後でも、Ｂの代理人としてこの土地を売却することが出来る。

本人が無権代理行為を追認したときは、その追認の時点から契約は有効となる。

無権代理行為の追認は、無権代理人に対しても行えるが、相手方がそれを知らない場合には、本人は相手方に対して追認したことを対抗することが出来ない。

Ａの子Ｂが、Ａの代理人と偽り、Ａ所有地についてＣと売買契約を締結した後、Ａが死亡し、ＢがＡを単独で相続した場合、Ｂは追認を拒絶することができる。

任意代理人は、本人の許諾がない場合でも、急病や事故等やむを得ない事情がある場合に限り、復代理人を選任することができる。

ＡがＢの代理人と偽って、Ｂ所有の建物についてＣと売買契約を締結した場合、ＣがＡの無権代理について善意ではあるが重過失であった場合でも、ＣはＢに対して、相当の期間を定めて、その期間内に追認するかどうかを催告することができる。

ＡがＡ所有の土地の売却に関する代理権をＢに与えた場合に、Ｂが自らを「売主Ｂ」 と表示して、買主Ｃとの間で売買契約を締結した場合には、Ｂは売主Ａの代理人として契約しているとＣが知っていても、売買契約はＢＣ間に成立する。

Ａは、Ｂの代理人として、Ｃ所有の土地についてＣと売買契約を締結した際に、ＣがＡをだまして売買契約を締結させた場合は、Ａは当該売買契約を取り消すことができるが、Ｂは取り消せない。

代理人は、行為能力者であることを要しないが、代理人が保佐開始の審判を受けたときは、代理権が消滅する。

Ａは不動産の売却を妻の父であるＢに委任し、売却に関する代理権をＢに付与した。Ｂが、Ｂの友人Ｃを復代理人として選任することにつき、Ａの許諾を得たときは、Ｂはその選任と監督に関し過失があったときに、Ａに対し責任を負えばよい。

ＡがＢの代理人としてＢ所有の甲土地について売買契約を締結した場合、Ａが甲土地の売却を代理する権限をＢから書面で与えられている場合、ＡがＣの代理人となってＢＣ間の売買契約を締結したときは、Ｃは甲土地の所有権を当然に取得する。